【SOMMER CABLE】ヨーロッパの定番シールドケーブルが日本で本格始動!!~CLASSIQUE編~

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前回はSOMMER CABLEのCOLONEL INCREDIBLEについて紹介をしました。

 

livecable.hatenablog.com

 

今回はSOMMERCABLEのシールドケーブル、CLASSIQUEにスポットを当てて紹介していきます。

 

CLASSIQUE

 

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CLASSIQUE(クラシック)

このシールドケーブルはその名の通り1960年代のサウンドを再現したモデルです。

外観も当時を彷彿とさせるアンティーク感のあるデザインとなっています。

ビンテージサウンドとスタイルを追い求められる方におすすめのケーブルです。

 

 

内部構造

ビンテージ仕様に作られたこのケーブル、見た目は年代物に見えますが中身は最先端の技術を使用しています。

芯線に28本のエナメル銅線を使用しており芯線面積はSPIRITと同じく0.50㎟あります。

このケーブルは20m引き延ばした場合でも音色に影響がなく原音を忠実に再現していくれます。

特徴的なシース(一番外の被膜)はEXTRA TEXTILEという特別に用意された繊維を編んだ外皮を使用しておりビンテージ感ある外観をしつつ、SOMMER CABLE特有の耐久性の高さや柔軟なしなやかさを持ち合わせています。

 

 

サウンドキャラクター

 

1960年代と言えばビートルズから始まりジミーヘンドリックスやローリングストーンズ、レッド・ツェッペリン、ディープパープルなど数多くのロックバンドが世に出てきた時代でした。

 

現在の音楽のサウンドの傾向的に尖った音や引き締まった余韻の少ない音が多くなってきているように思います。

 

このケーブルはその流れの逆を行くようなケーブルです。

そのサウンドは明瞭度はしっかり高く保ちつつ暖かみのある倍音が豊かな仕上がりになっています。

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これはストラトキャスターをCLASSIQUEに繋ぎクリーントーンで鳴らした時の音の周波数帯域を表したグラフです。

 

特徴的なのは何と言っても中低音域~中高音域にかけてのミッドレンジが大きく盛り上がっていることです。

 

このミッドレンジがCLASSIQUEのキャラクターを作り上げているのですが

クリーン~クランチで鳴らすと非常に耳ざわりが良くビンテージライクな暖かみがあるものの、ピッキングやアタックに対してとても機敏に反応してくれるので、音がもたつく印象が一切ありません。

 

アンティーク感漂う見た目をしていますが中身はSOMMER CABLEの最先端の技術が使用されていることがよくわかります。

 

 

ビンテージサウンドと最新技術の両立

 

最近の楽器やケーブルでよく”モダンサウンド”という言葉を耳にします。

ワイドレンジでパワフルな音を指していると思うのですが、

このCLASSIQUEのサウンドはその真逆に位置するケーブルです。

 

音抜けや輪郭の明瞭さは保ちつつ中音域を強調した

いわゆるビンテージサウンド寄りの傾向があります。

しかし内部構造はOFC(無酸素銅)を使用していたりシールド率が100%であったりと最新の技術で作り上げられています。

耐久性の高さ、ピッキングやアタックへの素早いレスポンスなど最新技術により高い実用性とビンテージサウンドを両立させたシールドケーブルとなっています。

 

まとめ

CLASSIQUEはジャズやブルースなどの激しく音を歪ませないようなジャンルに向いているかと思います。

クリーンや軽く歪ませたクランチ程度で弾くととてものびやかに気持ちよくに鳴ってくれます。

まさにビンテージサウンドやスタイルを目指している方にぜひ使っていただきたいシールドケーブルとなっています。

 

アコースティック、フルアコセミアコのギターとの相性はもちろんのこと

ストラトキャスターレスポールなどの所謂エレキギターとの組み合わせの相性も良く作られています。

 

モダンなサウンドとは一味違った、ビンテージサウンドを求める方はぜひ一度このケーブルを試してみてください。