【SOMMER CABLE】ヨーロッパの定番ハイエンドシールドケーブルが日本で本格始動!!

 

楽器をされている皆さん、突然ですがSOMMER CABLE(ゾマー ケーブル)というケーブルをご存知でしょうか?

 

SOMMER CABLE シールドケーブル一覧

 

 

「SOMMER CABLE」

 

ライブコンサート、スタジオワーク、劇場などあらゆるエンターテイメント機器をつなぐドイツのケーブルブランドです。
高品位な音声、信号伝達を約束するのはもちろんのこと、ノイズに対する強さ、パフォーマ

ンス動作に対するしなやかさ、そして仕込みからバラシまで取り回しの良さを徹底追及したケーブルブランドです。

 

引用元:http://livegear.co.jp/product/sommer.html

 

 

SOMMER CABLEはドイツのケーブルメーカーで、

 

ヨーロッパではトップシェアを誇る定番のケーブルです。

 

99.9999%無酸素銅(OFC)を導体に使用しているのが特徴で非常に原音を忠実に再現してくれます。

この無酸素銅とは酸素を含まない高純度の銅のことを指します。銅に不純物がない=信号がケーブルの導体を通る際に極めて低い損失で伝送が可能になります。

 

 

 

【シースの特徴】

 

ケーブルを扱う際にシース(ケーブルを覆う一番外側の被覆)が硬いために巻く癖がついてしまったり、取り回しの悪さに苦労した経験がある方も多いかと思いますが

 

SOMMER CABLEの製品はシースの素材にもこだわっており、他に類を見ない高い柔軟性を持ったしなやかなケーブルに仕上がっています。

そのため取り回しも良く、巻き癖も付きにくいため転換や機材設置の際に非常にスムーズに行うことができます。

 

さらにSOMMER CABLEは長寿命を前提に設計されているため温度の変化が激しい環境や砂や埃などからの干渉にも強いことも特徴です。

 

 

 

【シールド率100%】

 

ケーブルにはノイズを外部に漏らさない、また外部からのノイズに影響を受けないように導体を絶縁体やアルミラップ、銅編組やシースなどによってシールドをしてノイズを遮断するよう作られているのですが、この遮断されている比率をシールド率と呼びます。

 

高品質なケーブルの条件の一つとしてこのシールド率が挙げられますが、

 

今回紹介するSOMMER CABLEの楽器用シールドケーブルはすべてシールド率が100%

 

外部にも漏らさず、外部からの影響も受けないノイズに強いケーブルになっています。

 

 

【楽器用ケーブルが日本で本格始動】

 

 

マイク用ケーブルやスピーカー用ケーブルなどは実はもうすでに日本のPA業界では浸透を始めています。

 

 

そんなSOMMER CABLEですがコンシューマー向けの製品の販売はほとんどない状況で

した。

 

 

 

しかし遂にこの度

 

 

楽器用にハイエンドシールドケーブルが日本で本格始動します!

このシールドケーブル海外ではすでにかなりポピュラーなもので

 

海外のギタリストから絶大な支持を得ています。

 

 

今回はそんなSOMMER CABLEのシールドケーブルから4つのラインナップを紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

SPIRIT(スピリット)

 

SOMMER CABLE SPIRIT

 

 

SOMMER CABLEの楽器ケーブルの標準モデル。

原音のニュアンスを損なうことのないサウンドキャラクターが持ち味で、スタジオミュージシャンからのリクエストが最も多いハイクオリティケーブルです。

 

良い意味でクセがなく楽器本来の音が素直に出てくれるためアンプやエフェクターでの音

作りがしやすいケーブルです。

 

導体面積

0.5㎡

シールド率

100%

導体抵抗(芯)

39Ω

 

 

SPIRIT XXL(スピリット XXL)

SOMMER CABLE XXL

 

 

SPIRITの導体面積(心線)が0.5㎟に対してSPIRIT XXLは0.75㎟あり、

出音がさらにパワフルに力強く、クリアになったモデルです。

 

SPIRITに比べて低音域が更に足されてレンジが広くなっています。

 

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シースのデザインも特徴的でクリアブラックの美しい外観になっています。

 

導体面積

0.75㎡

シールド率

100%

導体抵抗(芯)

25Ω

 

 

 

 

 CLASSIQUE(クラシック)

SOMMER CABLE CLASSIQUE

 

その名の通り、クラシックギターなどに向いているモデルです

見た目もレトロ感あふれる外観で再現される音もウォームでやわらかい音が特徴です

 

1960年代のサウンドを目指して作られたこのケーブルですが

中身は最先端の技術で作られもちろんシールド率も100%です。

 

 

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このシースはEXTRA TEXTILEという特別に用意された繊維を編んだ外皮を使用しておりCLASSIQUEという名の通り当時を彷彿とさせるアンティークな雰囲気を醸し出しています。

 

導体面積

0.5㎡

シールド率

100%

導体抵抗(芯)

36Ω

 

 COLONEL INCREDIBLE(コロネル インクレディブル)

SOMMER CABLE COLONEL INCREDIBLE

 

CLASSIQUEとは対照的にモダンな印象のケーブルです。

その明瞭度もさることながら音の立ち上がりがとても良く、ベースとの相性が個人的にはかなり良い印象です。

 

 

実はこのケーブルだけ中の作りが他の3本とは違っており

 

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このように心線が2本ありそれを撚り合わせてできています。

 

心線を撚り合わせることによってお互いから発生したノイズをお互いが打ち消しあう他にも、パンチの効いた綺麗できめ細やかなサウンドを作り出します。

 

 

導体面積

0.35㎡

シールド率

100%

導体抵抗(芯)

55Ω

 

 

 

 

まとめ

 

今回は4本のシールドケーブルをご紹介しました。

 

それぞれに違った個性がありジャンルや用途に合わせた使い方ができます。

 

一見おろそかにしがちなシールドケーブルですが、比べてみるとその違いは侮れません。

 

これから楽器店などで見かける機会が増えてくると思いますのでぜひチェックしてみてください。